
川崎市をフランチャイズとする東京交響楽団、今春から大谷康子さんに加えて高木和弘さんがコンサートマスターに就任、さらに演奏の幅を広げクラシックファンを魅了している。東京交響楽団の魅力、川崎市民へのメッセージなど、あらためて高木さんに聞いた。

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| たかぎ・かずひろ 大阪府出身、35歳。フランス国立リヨン高等音楽院を首席卒業。南メソディスト大学、シカゴ芸術大学に学ぶ。これまでに森悠子氏、E・ウルフソン氏に師事。97年エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞、98年ジュネーブ国際音楽コンクール第3位(1位なし)。01年フィショッフ室内楽コンクール第1位受賞。05年度文化庁芸術祭新人賞、大阪文化祭賞大賞受賞。07年度第19回ミュージック・ペンクラブ音楽賞オーディオ部門録音作品賞を受賞。ドイツヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターなどを経て現在、山形交響楽団特別首席コンサートマスターも兼ねる。長岡京室内アンサンブル、いずみシンフォニエッタ大阪、Eusia弦楽四重奏団の各メンバーとしても活躍中。 |
――ヴァイオリンを始めたきっかけは何ですか。
父がヴァイオリン教室を開いていたので興味が沸きました。6歳から本格的に練習を始めましたが、「やるなら極めろ」との父の方針で厳しく仕込まれました。大学受験の時、たまたま、フランスのリヨンで活躍中の森悠子先生に演奏テープを送ったところ留学の話をいただき、プロに進むきっかけとなりました。
―― 東京交響楽団との出会いはいつごろですか。
ゲスト・コンサートマスターとして本格的に活動を始めたのは昨年からです。東京交響楽団は指揮者の意のもと、譜面通りにピシッと演奏を決めることができる面と、メンバーがそれぞれの熱気を持って練習を重ね、曲を仕上げていくといった面とを併せ持っていることが魅力です。
――高木さんにとってコンサートマスターの仕事とは何ですか。
曲に対する指揮者の思い、イメージ、空気を読んで、指揮者と譜面に忠実に音を出し、団員の模範になることでしょうか。「オーケストラの顔」でもあります。東京交響楽団のコンサートマスターとなって半年以上になりますが、楽員の皆さんが私のやりたいことを理解して、環境を整えてくださるのでとても演奏しやすいです。演奏を聴いてくださる方々一人ひとりのために一生懸命メッセージを伝えるよう頑張りますので、ぜひコンサート会場に足を運んでください。
――近々、ミューザ川崎シンフォニーホールで演奏会はありますか。
12月18日午後7時から「NECコミュニティーコンサート」があります。リムスキー=コルサコフの交響曲「シェヘラザード」ではヴァイオリンのソロをたっぷり聴かせます。また、同31日はバレエ組曲「『白鳥の湖』より」など、情景音楽の多いコンサートがありますが、曲を聴いているうちにさまざまなシーンがまざまざと浮かんでくるような演奏を心がけたいと思います。
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