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高橋 誠
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【第65回】(3月19日・26日放送)
音楽人:高橋 誠

 昨年1月に発表されてから1年余り、小中学校の行事に使われるなどして川崎で瞬く間に広まったダンスがある。中学生の引率で札幌の大イベント「YOSAKOIソーラン」に参加した大人たちが、地元で子供たちが気軽に参加できる同様のイベントを作ろうとしたことから生まれた「いいじゃんダンス 川崎おどり2005」だ。曲は1972年の政令指定都市移行を記念して作られた「川崎おどり」をヒップホップ調にアレンジしたもので、川崎在住の音楽家、「高橋誠」さんが手掛けた。
 高橋さんはアイドル歌手などに数多くの楽曲を提供してきたソングライターであり、東京のディスコ・クラブでイベントを作ってきた音楽プロデューサーでもある。「YOSAKOIソーラン」の曲作りに10年ほど関わったことが、高橋さんの人生を変えた。「YOSAKOIソーランは大人のものだけど、子供たちが主役になって元気に踊れる祭りができたら」と、「舞祭」という小中学生のためのダンスイベントを思いつき、東京の「大江戸舞祭」に始まり、全国各地で楽曲の提供からイベントづくりのネットワーク活動まで行うようになった。「元気な子供がいると、大人が必ず見てくれる。社会が子供を育てるということの助けになれば。」と、自らも親としてPTA会長を務めたことのある高橋さんは言う。
 高橋さんが作る子供のための曲は、その土地の民謡やご当地ソングがベースになっている。地元に根ざした音楽で、子供と親、祖父母の三世代が繋がることを目指している。「川崎おどり2005」は、都はるみさんが歌う原曲のイメージがよく活かされていて、盆踊りで馴染みがある30代以上の大人たちにも好評だ。
 「子供たちは踊りをひとつおぼえるとすぐに飽きてしまう。じゃあ次は…って、どんどん曲を書かなきゃいけない。僕の引き出しが続く限りはやり続けたい。」
佐山 雅弘
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【第64回】(3月5日・12日放送)
音楽人:佐山 雅弘

 日本を代表するジャズピアニストの一人、佐山雅弘さんはミューザ川崎シンフォニーホールのアドバイザーを務めている。ホールが建設中だった2003年から、企画や運営面でのアイデアを提供してきた。昨年一月に佐山さんの企画で行われたコンサート「ジャズピアノ6連弾」は六台のピアノを6人のピアニストが同時に弾くという斬新なもので大きな話題を呼び、クラシックファン以外の人へもミューザの名前を知らしめることとなった。
 「楽しいですよ。ここまでのホールはないですからねえ。日本有数と言うことは世界で有数ってことですから。」と、アドバイザーの仕事を楽しんでいる佐山さん。各地のホールでの演奏を多くこなす佐山さんは、ライブハウスとは違ったホールの良さを熟知している。ライブハウスは他人に気を遣う部分があるが、ホールならコンサートの時間を自分だけのものとして楽しめるので、行きやすい部分もあるというのだ。「コンサートの料金が映画くらいの値段になって、もっとホールコンサートが日常的になれば、本当に音楽的な生活が送れると思うんですよね。」
 ミューザ川崎シンフォニーホールの他のアドバイザー、秋山和慶さんや小椋佳さんとの共同企画も進行中だという佐山さん。この7月には秋山和慶さんが指揮する東京交響楽団と、佐山さんが率いるピアノトリオ「M's(マサちゃんズ)」の共演で、レナード・バーンスタインの作品に挑戦する。この共演コンサートはミューザだけでなく、東京と新潟でも行われる。「音楽のまち・かわさき」の心臓部ミューザで作られた音楽が、川崎から日本、世界へと発信され始めた。
岩瀬 正彦
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【第63回】(2月19日・26日放送)
音楽人:岩瀬 正彦

 川崎区南町のバー「土里囲夢」で毎月第3土曜日に、「KAWASAKI MANIA MUSIC」なるライブイベントが開催されている。入場料1000円、毎回6組の若手ミュージシャンが出演する。イベントを主催するのは、「マルガンさん」として親しまれている大ベテランのアマチュアブルースマン、岩瀬正彦さんだ。
 岩瀬さんは川崎で生まれ育ち、今も定期的に地元でライブを行っている。音楽で川崎を盛り上げたいとの気持ちとともに、若い頃経験したことが、このイベントを始めた理由だ。 「10代の頃、会場を借りて自分たちをライブに出してくれた人がいた。自分がいい大人になった今、同じことをやらなくちゃいけないなあと思って。」
 「KAWASAKI MANIA MUSIC」はライブハウスのように使用料を払う必要がない。1000円のチケット一枚を買えば舞台に立つことができる。「マニア」と名付けたのは、こだわりを持った人を出したいからで、歌う方も聴く方もじっくりと気持ちよい演奏を共有できる場を目指している。普段は路上で演奏している若者も思い切り舞台で歌える。岩瀬さんの依頼で出演者を見つけてくる川崎在住の若手ミュージシャン、ウチヤマシノブさんは「頑張ってるけど若くてお金がないとか、熱いものは持ってるけどやる場所がないとか、そういう人たちに声を掛けて幅を広げていきたい」と語る。
 「とりあえずここに来ると6組のいろんな歌が聴ける。いつかこれを土台に年1回くらいデカいとこを借りて、お祭りみたいなことをやりたいなって思いもあります。」と岩瀬さん。毎回最後には、岩瀬さんが作ったイベントのテーマソング「やっぱ川崎」で盛り上がる。ベテランの渋いノドに合わせて、出演者も客も一緒に大合唱するのがフィナーレだ。
反町充宏
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【第62回】(2月5日・12日放送)
音楽人:下地 勇

 3月4・5日に開催される「アジア交流音楽祭」今年で2回目の開催となる。5日(日)にミューザ川崎シンフォニーホールで行われるメーンステージには日本、韓国、中国の第一線で活躍するアーティスト7人が出演して、ASIAN HEALINGをテーマに華やかなステージを繰り広げる。
出演者のひとり、下地勇さん。沖縄の宮古島の方言をレゲエやブルース、フォルクローレなど多彩なジャンルなサウンドに乗せて歌う。28歳のときに宮古民謡保存会に入会したのをきっかけに仕事の傍らに音楽活動を始める。宮古方言でオリジナル曲を作り、父親の還暦祝いに録音テープを贈ったところ口コミで話題となり2002年にCDをリリース、昨年夏35歳でのメジャーデビューにつながった。
川崎は沖縄伝統芸能が市の無形文化財になるほどに、沖縄出身者が多い。今年は川崎市と那覇市が友好都市になって十周年の節目の年で、沖縄のアーティストに注目が集まる。
「宮古の言葉っていうのは語彙が少ないので、全部が生活に根ざした言葉だけしかないような感じなんで、飾ろうとしても飾れない。だからほんとに生活の身の回りのことを歌う、それが逆に心地いいんですよ、自然で」と語る下地さん。宮古方言で歌うここちよいサウンドを実感しに、3月5日ミューザ川崎シンフォニーホールにぜひお越しください。
反町充宏
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【第61回】(1月22日・29日放送)
音楽人:反町充宏

 「音楽のまち」をキャッチフレーズにして以来、ホールやライブハウスに限らず様々な場所で音楽が演奏されるようになった川崎。そんな川崎で、町の人たちから音楽イベントの企画・運営者として頼りにされている地元の若者がいる。反町充宏さん。川崎で生まれ育った25歳は、10代の頃からイベントづくりに関わってきた。
 高校時代、友達とバンドを作った。だが演奏する場所も機会も少ない。同様の悩みを持つバンドが多いと知り、ならば自分たちで作ってしまおうと自主コンサートをやってみたところ上々の出来だった。ステージの計画を立て実行する面白さを知り、演奏するよりも裏方での仕事に熱中するようになった。次第に仲間が増え、音楽イベントを企画運営するボランティア団体へと発展、市内各地で活動するようになった。
 反町さんが関わる最大のイベントが、毎年3月に「エポックなかはら」で開催され、中原区では春の風物詩となっている音楽とダンスの祭典「In Unity」だ。もともとは7年前に反町さんが中心となって自主的に行ったものだったが、中原区の職員の目に止まり、2000年からは区の事業として開かれるようになった。昨年は、過去最大の1800人の観客が会場を訪れた。特にエンディングは、一般公募で集まった120人がゴスペルを歌った「ゴスペルプロジェクト」が大好評で、今年3月5日開催の「In Unity2006」でも披露される予定だ。
 「とにかく川崎が大好きで。川崎と言えば音楽と思っていただけるようなイベントをこれからも作っていきたい。」と熱く語る反町さん。今日も明日も、イベント会場を走り回る。
サロン・ド・シャンソン
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【第60回】(1月8日月15日放送)
音楽人:川久保秀一

 シンガーソングライターの川久保秀一さんは、川崎でマルチな活躍をしている。かわさきFMでは生放送のパーソナリティ、tvkでは川崎を代表するキャラクターとして年末年始の特別番組に登場するなど出演多数、昨年11月には「音楽のまち・かわさき」のイベント「全国手づくり楽器アイデアコンテスト」の総合司会を務めた。川久保さんが川崎を舞台に活動するようになったのは、床屋さんとの縁がきっかけだった。
 東京出身。大学時代の仲間と結成したデュオで平成7年に大手レコード会社からデビューし、ドラマやCMの音楽に数多く起用されるなど、いきなり成功。この時の仲間が川崎在住で、近所の床屋さんと仲良くしていた。床屋さんとはソロになってからも親交が続き、レコード会社を離れて一人で地道に音楽をやっていた川久保さんを何かと気に掛けてくれていた。
 平成15年、東京のラジオ局の企画でCDを出すことになると、川崎市理容組合青年部がCDの宣伝に協力し、川久保さんはイメージキャラクターとして理容組合の広報活動に参加した。川久保さんと床屋さんの「相互応援」の始まりだった。
 川久保さんはヘアスタイルのモデルになったり、CDに「日曜日、床屋に行く」という曲を収録したり、様々な場所で理容の良さをアピールしている。理容組合は閉店後の店内でライブを開催したり、かわさきFMの番組をスポンサーとして支えている。川久保さんの髪を整えているのは多摩区の床屋さんだ。理容店でのライブは「チョキチョキライブ」として話題になり、川崎から神奈川県、全国へと範囲が広がりつつある。
 「人の心を歌うわけで、地域の人たちと繋がることが音楽に反映されると思う。」と語る川久保秀一さん。最新CDでは都会的なポップスを聴かせている。
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