今回は、「ゲヴァントハウス管弦楽団（ライプツィヒ）で初演された曲」をコンセプトにお届けします。ゲヴァントハウスは「王室とは関係がない、市民階級による初めてのオーケストラ」です。いわゆる現代的な演奏会のプログラムの原点を作ったオーケストラであり、「今こうしてオーケストラ演奏が聴けるのはゲヴァントハウスにルーツがある」と言っても差し支えない存在なのです。「あまり知られていないが、こんな素敵な作曲家・作品もあるんだ」ということをたくさんの方に知っていただきたくて演奏を重ねてきた当団の、第10回目のプログラムです。お楽しみいただければ幸いです。

ワーグナー
楽劇 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 より 前奏曲
R.Wagner / Die Meistersinger von Nürnberg, Act I : prelude

ブラームス
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
J. Brahms / Violin Concerto in D major, Op.77

ゲーゼ
交響曲第一番 ハ短調 作品5
N. Gade / Symphony No.1 in C minor, Op.5