かわジャズLIVE！Rainbow
2024年10月19日（土）川崎ルフロン1階イベントスペース

13:15-13:40KARIN一番搾り
14:00-14:25The "DUKE" Matsuki
14:45-15:10THE OYSTARS
15:30-15:55Caliente
16:15-16:40NTT横須賀通研OBバンド

JR川崎駅前のショッピングモール・ルフロン前にて開かれた、公募で集まったバンドたちによる無料ライブ「かわジャズLIVE！Rainbow」。屋外につながり高い吹き抜けになっているイベントスペースは、開放感がありながら音の響きが良く、2階の通路から見下ろせばバルコニーのような特等席感覚であり、思わずちょっと立ち止まって見てみたくなる会場。この日は小さなお子様やペット連れの方やご年配、地元の方から外国の方まで、川崎らしい多様性に富んだ人々がちょっとしたジャズライブを楽しんでいました。

「KARIN一番搾り」は女性ツインボーカルのポップスバンド。懐かしいCMソングやカラオケの人気曲といったキャッチーな曲で会場を盛り上げていました。

公演前のサウンドチェック時から会場を温めてしまう、ユーモア溢れるトークとグルーブ感溢れるサウンドで盛り上げ上手なファンクバンド「The "DUKE" Matsuki」。おしゃれなインスト、スキャットなどを入れた多彩なセットリストで本格的な音楽と、艶のあるソウルフルな女性ボーカルは会場の空気を一気に夜のジャズバーに変えていました。本日最高の盛り上がりを見せた熱々なステージ。

昭和ヒットナンバーをブラスで聴かせた「THE OYSTARS」は、学生時代からバンド活動をしているというだけあって息ぴったり。当時の流行を想起させる赤と黒の衣装で、見た目も音楽もまるごと昭和タイムスリップを演出していました。ちなみにバンドの正式名称は「甥・スターズ」と書くらしいのですが、その由来は？という謎と音楽の余韻を残して…。

今年のかわジャズ（かわさきジャズ）10周年記念Tシャツを着て登場の「Caliente」。各地のジャズフェスティバルで活躍しているとのことですが、かわジャズ愛に感激（スタッフが）。結成16年という自称「おやじフュージョンバンド」は、ピアノが入り、アルトサックスに紅一点という6ピースバンド。各パートのソロで魅せるなど洗練された音楽でした。

この日の締めくくりは優しい女性ボーカルが落ち夏の終わりの夕暮れ時にぴったりだった「NTT横須賀通研OBバンド」。いまネオシティポップとして人気復活中の80年代シティポップやボサノバなど、柔らかな女性ボーカルが活きる選曲で、スムースジャズを彷彿とさせるようなポップスジャズ。ちょうど陽が落ちはじめたライブを温かい雰囲気で締めくくりました。最後の写真は一緒に盛り上がるために観客に配られたエッグシェイカー。ワンちゃんも楽しんでくれたでしょうか。